下流老人は見栄っ張りが多い
2016/02/07
下流老人の趣味
下流老人の趣味は、本当にやりたいことと言うより、
見栄でやっていることが多い気がする。
職場にいる老人の中に、趣味がドライブだという人がいる。
たしかにドライブは楽しいし、良い趣味だと思う。
だが、車の選び方に問題がある。
2年前に中古のクラウンに乗り換えたと言う。
見た目はお世辞にもキレイとはいえない車だった。
購入金額が100万円らしいからこの程度かと思った。
100万円しか出せないのであれば、
小型のミニバンでもう少し程度の良いもののほうが、
長持ちするのではないかと思っていたら、
彼はこのように言っていた。
「年を取ったらクラウンクラスじゃないとみっともない」
年を取っているにも関わらず、車に100万円しか出せないのなら、
見栄を張るなよ
と言いたくなった。
下流老人に「身分相応」という言葉はないらしい。
うちの父親もそうだ。
昼食後、たまする運動もゴルフの素振りなのだ。
コースに行くお金もないくせに。
周りの人たちに、自分はゴルフをやっていると思われたいようだ。
見栄だけは一人前の老人
ハッキリ言って、財力も無いくせに見栄だけは一人前の老人は
くだらないヤツだと思ってしまう。
趣味やお金の使い道は人それぞれだから、
他人がとやかくいうものではないが、
人にどう見られるかを気にしすぎるのもどうかと思う。
30~40代の働き盛りの男が、
カッコよく見られたいという理由で
ロレックスを買うのはまだ理解できる。
年相応のオシャレというものもあるし、
ロレックスの時計をつけるだけの収入もあるはずだから。
しかし、60~70代の年金生活者が
見栄を張ったところで、カッコいいと思う人は少ないだろう。
結局、実際に財力がないから、お金があるように
見せたいだけなのかもしれない。
お金にゆとりのある人ほど、自分に合った生活を
送っている気がする。