下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

普通の老人と下流老人

      2016/02/09

老後を楽しんでいる人たち

母の兄夫婦が福島県にいる。
私からすると伯父さん夫婦だ。

伯父さんは県職員だった。
おばさんは子育てが終わってからパートで働いていた。
伯父さんは定年退職をした後、いくつかの民間企業から
就職のお誘いがあったそうだが、老後をのんびり過ごしたい
とのことで全て断った。
おばさんも同時期にパートを辞めた。

退職金をけっこうもらったそうで、
普通の家が一軒建つほどの金額らしい。
そのうえ、贅沢な暮らしをしなければ、
十分に生活できるだけの年金がもらえるとのことだった。

伯父さん夫婦は月に1度は日帰りの温泉旅行に行き、
年に3回の海外旅行もしているという。
東京に息子夫婦が住んでおり、孫を見るために
ちょくちょく足を運んでいるそうだ。

出掛ける時はいつも夫婦で出かける。
昔から仲の良い夫婦だったが、
老後を迎え、益々仲が良くなったように見える。

理想の夫婦像だと思う。

老後を楽しめない貧困老人

老後を楽しめない貧困老人とは
まさに自分の父のことである。

楽しめない理由は、お金がないとは言うまでもないが、
人と上手に付き合うことができない性格も
理由のひとつだと思う。

先日、たまには一緒に夕飯を食べようと、
寿司を買って父のアパートに行った。
その日のお昼過ぎに、夕飯に何か買っていくと伝えてあった。

「寿司買ってきたぞ」

と言いながら部屋に入ると、このような返答だった。

「寒いんだから、温かいものがいいだろ」

なぜ、最初にありがとうと言えないのだろうか。
もう二度と寿司なんて買ってあげたくなくなる。

父には息子(私)と娘がいる。
たとえお金がなかったとしても、まともな性格だったら
大人になった子供たちが助けになるだろう。

偉そうで、見栄っ張りで、デリカシーもないから、
お礼ひとつ言えない性格だから、姉には嫌われていて、
遊びにも来てもらえない。

老後を楽しめないのは、お金がないことよりも、
むしろ自身の性格のせいなのだ。

もっとも、まともな性格だったのなら、
母とも離婚せず夫婦で仲良く暮らしていたのかもしれない。

普通の老人と下流老人との違い

伯父さんは昔から温厚な人で、
子供の頃、何か質問をすると丁寧にわかるまで教えてくれた。
昔の人だから、イクメンでもないし、家事もほとんど
していなかったが、庭の手入れや電球の交換などを
やっているところはよく見かけた気がする。

そして、何より人の話をしっかりと聞いてくれる人だ。
きっと、夫婦でじっくりと話をすることも多いのだろう。

普通の老人と下流老人の違いはきっとこの点なのだと思う。

「人の話をしっかり聞けるかどうか」

私はまだ独身なので偉そうなことは言えないが、
奥さんの話をしっかり聞いてあげない男には、
楽しい老後などないのだ。

もし結婚したら、自己中心的な父のようにはならず、
伯父さんのような一家の主になりたいと思う。

 - ブログ ,