下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

母が選んだ離婚という道

      2016/02/13

父と離婚した母

2016年1月初旬、母のいる福島県郡山市に行った。
母は12年半前に離婚し、6年くらいはさいたま市にいたが、
仕事を辞めるのをキッカケに、郡山市にある実家に戻った。
今は妹と二人暮らしをしている。

母の妹(私の叔母さん)は10年前に旦那さんと死別して
実家に戻ってきた。子供はいない。

母に会うと必ず父のことを聞かれる。
離婚してもやっぱり気になるようだ。

「ぐうたらしているけど元気そうだよ。」

と答えると、少し安心したような表情をする。

母は昔から優しく、私や姉の話を良く聞いてくれた。
父にも十分に尽くしてきたと思う。
父はそれが当たり前だと思っており、感謝の言葉や態度が
まったくなかった。
まさに反面教師の男だった。

母はいつも離婚したことを私に謝ってくる。
ちゃんと家庭を切り盛りしていれば、
私が早くに家を出なくて済んだと思っている。
私は23歳のときに一人暮らしを始めたのだが、
それはきっと、両親の仲が良くても同じだったと思う。

私は両親が離婚して良かったと思っている。
母のことを女中か何かと勘違いし、
理不尽なことばかりを言っていた父のことを
母はずっと悪くは言わなかった。
耐え切れなくなり、離婚という結論を出したとき、
よくぞ決心したとさえ思った。

今も幸せな人生だという母

母は妹(私の叔母さん)と昔から仲がいい。
2人とも今は年金生活で悠々自適に暮らしている。

近所の大型ショッピングモールに買い物に行ったり、
大型の温泉施設に行ったり、映画を見に行ったり、
姉妹で楽しい時間を過ごしているようだ。

さらに私の姉は頻繁に母に会いに来ており、
その度に孫を見せているようなので、
それも楽しみのひとつらしい。

母は妹や子供たちがいて良かったといつも言っており、
離婚後の人生も幸せだと言う。
私は息子として大したことをしてやっていないので、
叔母さんや姉には感謝している。

父が寂しい老後を送っているのは自業自得だと思うが、
母は楽しい老後を送っているようなので息子としては
嬉しい限りである。

母の子供たちへの思い

母親というのは、子供がいくつになっても心配なものらしい。

姉は22歳で結婚し、子供は2人いる。
旦那さんも立派な人だし、大きな家も持っている。
それでも母からすると、しっかり子育てできているか、
夫婦仲は良いか、家事はしっかりできているかなど
姉の心配をしている。

私に至っては尚更だ。
37歳にもなって未だ独身。
長い間彼女もいない。

「あんたが結婚しないと天国に行けない」

なんてプレッシャーをいつもかけてくる。

何年か前まではうるさいなぁと思っていたが、
今は早く孫を抱かせてやりたいと思っている。

孫を見せるということは、
いつも子供の心配をしてくれる母に対し、
最高の親孝行になるのかもしれない。

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