下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

下流中年 38歳で既に救いようのない男

      2016/02/15

下流中年と呼ばれる友人

高校時代の友達が、今までの生活が一変し、
下流中年に成り下がった。

その友達の実家は手広く事業をしていた。
スーパー銭湯、和菓子屋、レストランなど。
しかし昨年、倒産した。

ここから、友達はどん底の人生を歩むことになった。

そいつは高校3年のとき、いくつかの大学を受験していたが、
ひとつも受からずに予備校生となった。
そして、2年間の浪人を経て、東洋大学に入学した。

大学卒業後は、父親にこう言われたそうだ。

「一度家を出て、一人で暮らせ。そして、一般企業で3年は働いてこい。」

大学4年のときに就職活動をするが、
1社も採用されなかった。
そいつの話を聞いていると、何が何でも就職したいという意気込みが
感じられなかったため、就活の失敗は同然の結果だった。
仕方なく、コンビニでアルバイトをしながら、
一般企業に応募し続けることになった。

父親に言われた通り、家をでてアパート暮らしを始めた。
しかし、家賃、駐車場代は親が払ってくれたと言う。

結局、正社員になれないまま5年が過ぎ、
30歳を目の前にして、実家に戻った。
親の会社を引き継ぐ準備を始めたわけだ。

生まれて初めての役職は、

「専務取締役」

だった。

お坊ちゃま育ちで、人のよさそうな感じで、
どこか頼りないヤツだが、
実家にお金があるので、死ぬまで安泰だと思っていた。

ところが、会社は倒産した。

友達一家は全てを失った。
今は両親と一緒に3人でアパート暮らしをしている。

アラフォー男 幸福感のない人生

友達はアルバイトの経験はあるものの、社会でまともに働いたことがない。
37歳で就職歴がない男は、おそらく今後も就職は
難しいだろう。
敷居の低い会社なら採用されることもあるかもしれないが、
そいつの根性だと、採用面接で逃げ出すか、
入社しても数ヶ月で辞めるだろう。

最近は親に、アパートを出て一人で生きていけと言われており、
近々、一人暮らしを始めるらしい。

そいつは言っていた。
自分にはコンビニでバイトするくらいしか能力は無いと。
せっかく大学まで出してもらったのに。

月収12万円で暮らせる生活を死ぬまで送っていくと
涙ながらに言っていた。

私は専門学校卒業だが、ずっと正社員で働いている。
親が離婚したが、どちらにもときどき合っているし、
そんなに不幸な人生だとは思っていない。

ひとりで生きていけるというのは大きな財産なのだと感じた。
友達は、「親の財産」という後ろ盾がすっかりなくなってしまったため、
まるで財力が残っていない。

これがどん底。
「下流中年」にまで落ちた姿なのだ。

しかも私同様、20代で一度だけ女性と付き合ったことがあるだけで
女性には縁遠い男だ。

そいつは言った。

「俺たちは一生結婚できないかもしれないな」

お前と一緒にするなと言い返したかったが、

「そうだな」

としか返せなかった。

結局、2人とも不幸な下流中年なのかもしれない。

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