下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

タクシー運転手だった父

      2016/02/21

タクシー運転手の質

さいたま市は埼玉県の中で一番大きな都市だ。
その中心にある大宮駅は全国的に見ても、
利用者数の多い駅だ。

ときどき、大宮駅からタクシーを利用することがある。
ここで利用するタクシーの運転手はいつも感じが良い。
敬語で会話ができるし、接客態度もしっかりとしている。
これは、運転手の質はもちろん、会社の教育がしっかり
なされている証拠だと思う。

しかし、大宮駅から2駅下ったところにある東大宮駅の
タクシーは、まったく質が異なる。

いつ乗っても気分が悪くなるくらい感じが悪い。
まず、敬語で話す運転手がほとんどいない。
行き先を告げても、返事しない運転手も多い。
接客する気があるのかという感じだ。

東大宮駅に付くタクシー会社はおそらく2社ある。
このどちらの会社も社員教育をほぼしないのだろう。
経費削減で教育にお金をかける余裕がないのかもしれないが、
あまりにもお粗末な社員しかいないのは大問題だ。

数年前のことだが、ひどい運転手がいた。
東大宮駅から私のマンションまで1メーターの距離だが、
雨の降る寒い夜だったので、タクシーを利用した。

行き先を告げるが返事が無い。
まあ、東大宮のタクシーだから仕方ないかと思い、何もツッコまない。

自宅まであと少しというところで、助手席にあった携帯電話が鳴った。
どうやらお客の忘れ物だったようだ。
そして、運転手が話しかけてきた。

「ちょっと出てみて。持ち主かもしれないから。」

「何言ってんだ、コイツは」
と思い黙っていた。

すると、

「早く(電話に)出てって言ってるだろ」

と言ってきた。

さすがにカチンときたので、

「うるさいよ。よそ見しないで運転しろよ。」

と言い返した。

私はあまり人に命令口調で話したりしないほうだが、
このオヤジの客を客とも思わない態度に腹が立った。

タクシー会社によっては、このような運転手が多く働いているのだ。

タクシー運転手だった父

父親のプロフィール
にも書いたが、父は54歳からタクシー運転手をしていた。

パン屋を営んでいたときから、父が敬語で会話をしているところを
見たことがない。
十中八九、タクシー運転手をやっていたときも、
お客様にため口を聞いたり、まともに返事をしていなかっただろう。

よそのオヤジなら、ろくでもない人間だと笑っているだけだが、
もし、父のそのような接客態度を見かけたら、
真剣に注意しただろう。
たとえ、なかなか聞き入れなかったとしても。

どんな下流老人であったとしても、
血のつながった父であるがゆえに、
ほっておけないと思ってしまうのだ。

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