下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

下流老人の生活は楽しくないのか

      2016/04/07

下流老人の生活

そもそもの話だが、下流老人の生活は
悲惨なものなのだろうか。

実は、人によっては悲惨ではないのかもしれない。

金、家族、友達、すべてなくても、
仕事や趣味など打ち込める何かが
あれば楽しい老後を過ごせるかもしれない。

以前、あるテレビ番組で山奥に暮らす男性を取材していた。
その男性は80歳で、50歳のときから
山奥に建てた掘っ立て小屋に隠居している。

結婚経験はなく、両親はすでに他界しており、
5歳下の弟とは20年以上会っていない。

男性は50歳まで大阪市の会社に勤務していた。
給料は平均的なものだったという。
しかし、毎日の長時間労働に嫌気がさし退職した。
同時に、結婚しようという夢も諦めた。

退職金で山奥にある土地を購入し、
家というにはひどい造りの掘っ立て小屋を自作した。

電気、ガス、水道もない生活を30年も送っているが、
その不便さが楽しいし、この生活にはもう慣れたという。

普通の人からすれば、キャンプのような生活は、
楽しいのは1~2日だけだ。後は苦痛でしかない。
この老人はかなりの変わり者だ。

彼の日課は山の探索だ。
30年やっているが、未だに新しい発見があり、
飽きないという。
人と話すのも好きなほうではないため、
誰かと一緒に探索したいとも思わないそうだ。

行動派の高齢者

この男性は、30年間の山暮らしで肉体的にも
精神的にも鍛えられたのだろう。

病気もほとんどしたことがないというし、
人恋しいと思うこともない。

もしかすると、都心で暮らす独身の高齢者も
寂しいなんて思っていないのかもしれない。
周りの人間が寂しそうだと思い込んでいるだけで。

よくよく考えてみれば、私の会社でアルバイトをしている
70歳の男も独身であるが、生き生きしている。
いつも一人で釣りをしたり、冬にはスキーに行ったりしている。

行動派の高齢者は寂しくなんかないのだ。

寂しさのない人

私はこのまま結婚しなければ、ひとりで老後を迎えることになる。
そうなったら、間違いなく寂しいと思う。

しかし、寂しいと思っても誰かが寄り添ってくれるわけではない。
おそらく現実を受け入れて、趣味を持つとかして
気を紛らわせて生きていくしかないのだろう。

ひとりでも寂しいと思わず、楽しんで生活している人が
羨ましいと思う。

いや、もしかすると・・・。

 - ブログ