下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

空き家を処分できない老人

      2016/03/16

増え続ける空き家の問題

現在、7戸の1戸の割合で空き家があるという。
持ち主が高齢で処分することもできず、
そのまま亡くなってしまうケースも多いらしい。
今後は空き家の割合はもっと増えていくと予想されている。

先日、葛飾区で所有者判明物件の強制撤去が行われた。
これは全国初である。
空き家対策特別措置法の処置で、行政代執行という
聞きなれない言葉が知名度を上げた。

所有者の70代の女性に対し、区の職員が老朽化対策を
講じるよう指導や勧告をしたが、応じなかった。

解体費用は約180万円。
区が所有者に請求するとのことだ。
しかし、70代の女性が素直に支払いに応じるとは考えにくい。
もし払わなければ、解体費用は税金で賄うことになる。

そんなことはあってはならないので、
亡くなる前に何としてでも回収してほしい。

自己中心的は老人

最近話題になっている「ゴミ屋敷」もそうであるが、
他人への迷惑を考えない老人が多い。

葛飾区の空き家の持ち主も同様だ。
この家は見るからにボロボロで人が住める状態ではなかった。
屋根や外壁、ガラス窓などがいつ落ちてきてもおかしくない
状態だったし、家そのものがかなり傾いていた。

近隣を歩く人の頭に落ちてきても不思議はなかったにも関わらず、
何の対処もしない。
自己中心的な人間であると言わざるを得ない。

下流老人が増えれば空き家も増える

独身で実家に住み続けている中年は、
誰にも看取られずに亡くなる可能性は高い。
その結果、実家は空き家と化す。

例えば、子供が5歳のときに両親が家を購入したとする。
その子がずっと独身で80歳で亡くなるとしたら、
住宅の築年数は75年。
もちろん、その頃には両親はすでにいない。
兄弟がいなければ、その家で孤独死を迎えるのだ。

十分な稼ぎがあり、まともな価値観と知識があれば、
老朽化や亡くなったあとの対策を講じるだろう。

しかし、下流老人だとしたら、修繕費用など捻出できない。
また、誰かに頼る術もなければ、知恵もない人間が多いだろうと
予測できる。

あと40年後、空き家は爆発的に増えていることだろう。

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