下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

下流老人にならないために犯した罪

      2016/03/30

万引きを繰り返す高齢者

ときどきニュース番組で、「万引きGメン」をやっている。
客を装った警備員がスーパー店内を巡回し、万引き犯を取り押さえる
特集だ。

万引きなどするのは若者が多いと思いきや、
実は高齢者が多い。

テレビで見て興味深かった人が2人いる。
ひとりは70代の男性で、万引きは1回ではない。
いろんな場所で4回もやっているというのだ。

捕まるたびに妻や息子が謝りに来て、
警察沙汰にはなっていないようだが、
いっそのこと逮捕されたほうが、良い薬になると思う。

この男性、4回も万引きをしているが、お金がないわけではない。
車はレクサス。住まいは一軒家。
妻もいるし、息子夫婦が孫も見せてくれる。
ところが、現役を引退し家にいても退屈だと思うと、
つい盗んでしまうというのだ。
何と贅沢な悩みだと思うが、実は精神的におかしくなっている
のかもしれない。

もう一人は、60代の女性。
この人は結婚経験がなく、一人暮らしが長い。
年金を使いきると、食材を盗んでいたという。

「盗らなきゃ飢え死にするんだよ」といった老人

お金がなくて万引きをする高齢者については、
珍しい話ではなくなっているようだ。

親戚の家が小規模スーパーを営んでいるのだが、
やはり万引き被害にあっていると話していた。

70代の男性の万引き行為を目撃し、捕まえたときの話だが、
その男性には身寄りがいなかったという。
仕方がないので、警察に引き渡したのだが、
逮捕されるときに、

「盗らなきゃ飢え死にするんだよ。刑務所のほうがまだ幸せだ。
さっさと連れていけ。」

と叫んでいたそうだ。

店主は犯人に同情したという。

やっぱり人の物を盗ったらいけない

お金がなくて飢え死しそうな状況にまで追い込まれた
老人には同情する。

しかし、人の物を盗ってはいけない。
それは貧困とは別の問題だ。

年金で足りないのなら、軽作業のアルバイトをすればいい。
人の物に手を出す元気があるのなら、まだ働けるはずだ。

どうしても働けないのなら、生活保護だってある。

そもそも、所持金が限りなくゼロに近い浮浪者であっても
盗みなどしない人もいる。

やはり、悪いことは悪いのである。

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