下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

下流老人になる人の兆候

      2016/03/20

下流老人へのレールは敷かれている

ある程度の年齢になれば、自分は下流老人になるかもしれないと
理解するものだと思う。

関山さん(56歳・派遣社員)は寂しい老後が待っていると
わかっている。
30歳で結婚し、娘が一人いる。
普通に暮らしていれば幸せな家庭を築けたのかもしれないが、
たった1回の過ちのせいで離婚した。

35歳のときに、通勤電車の中で女性の身体に触り、
逮捕されたのだ。
示談金を払い不起訴になったものの、
奥さんには許してもらえなかった。
娘にも合わせないと言われた。

そのショックもあり、23年務めた会社も自ら退職。
その後数年は無職であったが、貯金もなくなり、
アルバイトを転々として、現在は派遣社員として働いている。

56歳で独身。貯金なし。
再婚は無理だと諦めている。
もう幸福な老後がないことが決定していると思っている。

老後の貧困を意識する

老後の幸福は誰かが用意してくれるものではない。
寂しい老後でも幸福でも、それは自己責任なのだ。

後半の人生、少しでも幸せになりたいのなら、
伴侶を見つける、貯金をするなどの努力をしなければならない。

その前に、定年退職後の生活では、どのような暮らしをするのか、
月にいくら使うのか、などのプラン設計をして、
それを満足するための貯蓄をする必要がある。

貯金をしていたとしても、ただ漠然と貯めているだけでは
ダメなのだ。
老後の貧困を意識することが大切なのだ。

一人で生きていても幸せでいられる性格なのか、
月に年金だけで生活できるのか、
老後の住まいはどうするか、
などを早めに考えておかなければならない。

特に独身男性は。

諦めの境地

関山さんの場合、諦めの境地である。
しかし、彼ばかりでなく

「どうせ俺は幸せになんかなれない」

と諦めている独身男性は多い。

私もそうであるが、現状を突破するために
行動をする元気がないのだ。

それでいて、「彼女ほしいなぁ」とか、
「宝くじが当たればなぁ」とか、
夢ばかりみている。

もうこの時点で、幸せは逃げていっているに違いない。

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