下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

住宅ローンが払えない下流老人

   

家を持つことに憧れる世代

現在60~70歳の世代の人たちは、それほど裕福でない
時代に生まれ、社会に出て高度成長期を実感する。
バブル期にはバリバリ働いており、普通のサラリーマンでも
ひとりで一家を養えるくらいの稼ぎがあった。

この世代の人たちは、持ち家を購入することに
かなり憧れていたし、借家に住んでいることは
「みっともない」という認識であった。

また、見栄っ張りの人も多く、所得に余裕があれば、
豪華な外観にしたり、リビングにはシャンデリアを付けたり、
とにかく家にお金をかけることがステータスになっていた。

住宅ローンが払えない下流老人の生活

家を持つ老人にも大きく2つのパターンがあり、
ひとつは30歳前後に家を買い、定年退職前に住宅ローンを
終わらせている人だ。
そのような人の多くは、定期的に家のメンテナンスをしながら
今でも住んでおり、中流家庭の年金生活を謳歌している。

もう一方は30前後に家を買うが、売却益が期待できた
時代だったこともあり、購入して数年で売却し、
その利益でさらに大きな家を買っていた人たちだ。

住宅の売買を繰り返していた人の大半は、不動産屋に
勧められてその気になった人たちで、バブル崩壊とともに
大きな借金を抱えることとなる。

当然、内情は苦しくなっているが、見栄っ張りゆえに
手放すことができず、自己破産するか、定年退職後も住宅ローンが
終わっていない状況に陥るというわけなのだ。

返済計画を綿密にするべきだった

住宅ローンが払えない下流老人に足りなかったものは、

「計画性」

だ。

20年、30年の住宅ローンを組むのなら、
綿密な返済計画を立てるべきだったし、
バブル期のような羽振りの良いときにこそ、
繰り上げ返済をするべきだったのだ。

懸命な人は、繰り上げ返済と同時に民間の年金保険にも
加入している。そして、悠々自適な老後を送っているのだ。

さらに、計画性のない男は、羽振り良く遊び、
家では偉そうに振る舞い、熟年離婚させられる人が多い。

そして、寂しい老後を送る。
自業自得なのだ。

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