下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

長生きのお年寄りは幸せか

      2016/05/27

長生き老人は幸せな人生なのだろうか

日本は世界第一位の長寿国だ。これは素晴らしいことなのであるが、
長生きでも寂しそうに暮らす老人もいるようだ。
ある女性から、90歳の近所のおばあちゃんの話を聞いた。

一人残された老後の人生

近所の90歳になるおばあちゃんの話です。

おばあちゃんは後妻として私の近所にお嫁に来ました。
子供は前妻の子供でした。
何の問題もなく本当の家族のように暮らしていました。
しかし、おじいちゃんが亡くなってから状況変わってきたのです。

おじいちゃんが亡くなってからも、血のつながっていない息子と
息子の奥さんと暮らしていました。
孫はみんな遠くへ嫁いでいきました。
おじいちゃんが亡くなった数年後、今度はおばあちゃんより先に
義理の息子が他界しました。
その3年後に息子のお嫁さんも病気で後を追いました。
おばあちゃんはたった1人になってしまいました。
お孫さん達もほとんど家には来ません。

80歳を過ぎたおばあちゃんは、身の回りのことをするのも
精一杯のようでした。ヘルパーを雇うお金はもちろんありません。

まさに、下流老人そのものでした。

ご飯を作るのも苦痛になってきたのか、1日1食だけ介護のお弁当の
宅配サービスを受けていました。
そして、おばあちゃんはその1食のお弁当を朝昼晩と3回に分けて
食べていたのです。
体はガリガリに痩せ細りました。

光熱費に関しても、1人になったからといって料金が劇的に減る
わけではありません。

・食事代
・光熱費
・病院代
・病院への交通費

決まった出費があるため、贅沢はできません。
近所に住んでいる人たちも身内ではないので、
お金の援助をしてあげることはできないのです。

しかし、高齢のおばあちゃんは働くことができません。
おばあちゃんは長生きをしている今、どう思っているのだろうと
いつも考えてしまいます。
貯金をもっとしていればよかった、長く生きなければよかった、
などと考えて生きているのだろう思います。

少ない年金では老人ホームに入ることもできません。
ずっと、古くなった家にいなければならないのです。

老後の貧困生活について、自分もおばあちゃんと
同じようになる前に考えなければならないと
思いました。

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