下流老人の実態

増え続けている下流老人。もうこの年で貧困から逃れる術は何もない。

生活保護を受ける下流老人

      2016/07/16

隣人の老人が生活保護を受けているという
40代の男性を知っている。
彼はその老人が自身の老後のように思えてならないようだ。

生活保護をもらっても孤独な老人

私は40代の独身男で、介護士をしています。
家賃4万円のボロアパートに住む貧乏人ですが、
隣に住む70代の老人は、私と同様に生活が苦しそうです。

その老人はずっと独身で、65歳から下流老人たちが
集団生活をする施設で暮らしていました。
そこでは年金全額を支払い、食事や光熱費、普段の衣服などを
提供してもらっていたそうです。
共同部分の掃除や炊事などの手伝いをやらされていたのですが、
賃金はもらっていませんでした。

さらに、お小遣いは毎月5,000円しかもらえないため、
貯金はまったくできない状況でした。

そして71歳のとき、突然その施設から出るように
言われました。
身寄りもいなかった老人は、いきなり一文無しの生活を
強いられるようになりました。

年金は自身で使えるようになりましたが、
月に6万円しかなく普通の生活すらできません。
そこで、生活保護を受けようとしたのですが、
住所不定では申請すらできなかったのです。

不動産屋をいくつも回ったようですが、
71歳の年金暮らしの老人に部屋を貸してくれる
ところはなかなかありませんでした。

20件以上もの不動産屋を回り、
ようやく見つかったのが、私が住むアパートでした。

アパートに入居して、すぐに生活保護を申請し、
現在では保護を受けています。

老人はテレビを見るくらいしか楽しみがなかったのですが、
引っ越してきた頃、ちょうど地デジに切り替わる時期で、
液晶テレビを買うことができず、ツラかったと話していました。

今は裕福ではないけれど、普通の暮らしができているようです。

私も42歳で彼女もいない身で孤独なので、
その老人とはよく会って、お互いに暇をつぶしています。

このような老人を見ていると、私のなれの果てのような
気がします。
田舎の両親は先に他界するだろうし、
妻もいない、兄弟もいない私は、
きっと孤独で貧乏な老後を迎えるのだと思います。

それでも、今の能力ではどうすることもできません。

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